実務経験なしなら必見!ディレクターに必要な2つのスキル
WEBディレクターで大切なスキルは大きく分けて2つあります。
- コミュニケーションスキル
- 制作スキル
ディレクターのコミュニケーションスキルとは
コミュニケーション能力と一言でいっても、ざっくりしていてわかりにくいですよね。7年間WEBディレクターをしてきた経験からいうと、ディレクターのコミュニケーションスキルとは、「制作者のテンションを上げる」「お客さんの言いたいことを分かってあげる」この2つです。
制作者のテンションを上げる
仕様変更が続くとデザイナーやコーダーのテンションはどんどん下がってしまいます。また、どんなにスケジュールが順調な案件でも、プロジェクトの後半になると必然的にモチベーションは下がってきてしまうものです。これは仕方ないことですが、そんな時に「○○さんのこのデザインかっこいいですね!!」「○○さんのコードきれいで読みやすいっす!」など制作陣のモチベーションが上がるように褒めまくるのもディレクターにとって大切な仕事です。
みんなのモチベーションが上がれば、いい仕事につながります。
お客さんの言いたいことを分かってあげる
お客さんの言いたいことを分かってあげるのもディレクターのコミュニケーションスキルとしては大切です。WEBリテラシーが低いお客さんの場合、言いたいことをうまく言語化できない人もいます。「かっこいいデザインにリニューアルしたい」そんなざっくりした依頼も少なくありません。
そんなときは
・リニューアルの目的は何かをヒアリングし、
・デザインの事例を挙げてリニューアルの方向性を確認
などをおこない、お客さんが言いたいことを理解して挙げる必要があります。もし、お客さんの意図に反するものを作ってしまった場合、炎上(赤字案件&徹夜で修正)する可能性もあるので、かなり重要なスキルになります。
このように「制作者のテンションを上げる」「お客さんの言いたいことを分かってあげる」この2つはディレクターのコミュニケーション能力として必須になってきます。
ディレクターにも制作スキルは必要
実際にディレクターがPhotoShopやillustratorを使ってデザインしたり、htmlやcssをコーディングをすることは少ないと思いますが、最低限の制作スキルはディレクターにも必要です。
もしPhotoShopを使ったことがあれば、バナー1つ作るのに、何分くらいかかるか見積もりが出せますし、htmlコーディングの経験があれば、新規で1ページをマークアップするのに何時間かかるのか想像できます。
javascriptやphpなどもゼロから書けなくても、どのような言語なのかを知っておけば、実装者と話ができるようになります。
ディレクター業務が未経験、または初心者の場合は、WEBスクールなどで勉強しておくと、面接で有利になるだけでなく、採用後の業務でもスムーズに仕事ができるようになります。「制作のことが分からない!」という方は、一度検討してみてください。
制作スキルは簡単に磨くことができる
コミュニケーションスキルは、今までの人生経験と実践でしか上達することはできませんが、制作スキルは誰でも簡単に磨くことができます。半年も勉強をすれば、1人でゼロからサイトを作れるようになると思います。実際に僕もそのくらいでデザインとコーディングがなんとなくできるようになりました。
独学で制作スキルを学ぶ
googleやyahooで「HTML コーディング」「WEBデザイン ギャラリー」などと検索すると参考になる情報がたくさんでてきます。
「どっとインストール」では無料でWEB制作の動画レッスンを受けることができます。htmlコーディングやcssの書き方などベーシックなレッスンなども多くあります。お金に余裕がない場合は、どっとインストールを利用するのも手です。
スクールで制作スキルの基礎を固める
どっとインストールの場合、無料というメリットがありますが、「無料」がゆえにモチベーションが維持できないというデメリットもあります。
僕もそうなんですが、1人だと甘えが出てしまい、途中でyoutubeを観たり、2chまとめサイトをみはじめたりしちゃいます。そんな誘惑に弱い人はお金をかけて、制作スキルの基礎を固めるのがよいでしょう。
「お金をかけた分、しっかり勉強しよう」とモチベーションも維持できるのでオススメです。
KENスクールなどは基礎的なhtmlコーディングやWEB制作で使うツールの扱い方を習得できるので、未経験者には良いかと思います。